各話の記事
『朱色の仮面』は、少年画報社の月刊誌『ヤングキングアワーズ』で連載されている漫画を原作としたアニメです。
着けた者に人並み外れた力を与える“仮面”をめぐる物語で、仮面職人のペルと、国を力で治めるゴウオンに家族を奪われたソナの二人が中心になります。第2話で仇との決着がつき、二人はバスに乗って国を後にします。
このページでは、この作品に寄せられた海外の掲示板の反応をまとめています。各話の記事は放送のたびに加えていきます。
“誰も観ていない”と言われながら
4chan の実況スレッドでまず出てきたのは、勢いの無さを嘆く声でした。「マジで誰もこれ観てないの?」という問いかけに、「土曜放送はキツいんだよ。」と放送枠のせいにする人や、「観てるよ。ROM専だから、ここにはめったに書き込まないだけ。」と名乗り出る人が続きます。英語の題名の Vermilion(朱色)が「小洒落たヨーロッパ語」だといじられ、ヴィリジアンと取り違える人まで出て、色の名前の話でスレが伸びたのもこの作品らしいところです。
作品の手触りについては、「なんとなく2000年代の『週刊少年マガジン』の漫画っぽい」と、昔ながらのバトル漫画として楽しむ声が目立ちました。「俺は展開の読める気楽なバトル少年もののカモなんだ。今期はこれを観続けるよ。」と、素直に推す人もいます。
第2話 ── ペルが失った右腕

第2話で議論の中心になったのは、ペルが右腕を失う展開でした。仮面職人の主人公が仮面を作れない体になることに、「主人公がシリーズ序盤で腕を失うとか、熱すぎる🔥🔥」と盛り上がる人がいる一方、編集者がインタビューで「腕が無いと仮面が作れないじゃないか」と困ったと明かしていたことが紹介され、「腕を失うって展開は好きじゃないな。」と冷める人も出ました。
自分のせいだと泣くソナに、腕を失ったのは自分の弱さのせいだと告げるペルの姿には、「ペルがソナを許したのは、あの事件以来、何でも自分のせいだと背負い込むようになってるからだと思う。」と、キャラクターの背負うものとして読み解く書き込みも寄せられています。腕がこの先どうなるかも関心の的で、『鋼の錬金術師』になぞらえて「あの世界にはオートメイルがあるのかもな。」と言う人や、「友情パワーで生えてくる」と茶化す人もいました。
物語の運び方には注文も付きました。王を討ったあとの後始末がまるごと省かれたことについて、「戦いの後始末をまるごと飛ばしたのは、脚本としてあまり良くない。」という指摘が出て、王が死んだとたんに国が動かなくなった様子を、ルーマニアの独裁者チャウシェスクの最期に重ねる人もいました。剣と弓の世界に突然バスが走ってきたことにも、「この世界の技術は、まだ20世紀にも届いてないと思い込んでた。」と首をかしげる声が集まり、「見てろ、次の回で誰かがスマホを取り出すぞ。」と笑う人も出ています。
作画と、ほかの作品との比べ方
第2話では作画の乱れも話題になりました。ペルが腕を失った回だったこともあり、「まだ2話なのに、もう利き手じゃないほうで描いたみたいな絵になってるな」と皮肉る書き込みが出て、エンドクレジットから「この回はまるごと外注だったからな。」と事情を説明する人が続きました。
キャラクターの絵柄から「これって『東京リベンジャーズ』と同じ作者?」と尋ねる人もいましたが、すぐに作者も出版社も制作会社もまったく別だと訂正されています。むしろ詳しいファンは、同じ『ヤングキングアワーズ』の作家として『ヘルシング』の平野耕太や水上悟志の名前を挙げ、アニメ化の少ない雑誌から出てきた作品として位置づけていました。流行りのど真ん中ではない昔ながらのバトルものを、「最近こういうのがいくつも来てるのは、なんだかんだ嬉しい。」と歓迎する声もあります。